天井高240cm・カウンター高100cm・全長65cmで整える、バーカウンター風キッチン|akymk6様邸
前回ご紹介したakymk6様邸は、木のあたたかみと真鍮の灯りが調和する、バーカウンター風のキッチンが印象的な住まいです。
今回はその補足記事として、キッチンカウンターにペンダントライトを吊るす際の「全長」についてご紹介します。
ペンダントライトは、デザインだけでなく、吊るす高さによって印象が大きく変わります。
低すぎると、視界に入りすぎたり、作業の邪魔になったりする。
高すぎると、灯りの存在感が弱くなり、カウンター上に光が届きにくくなる。
特にキッチンカウンターは、料理をする場所であり、食事やお酒、会話を楽しむ場所でもあります。
だからこそ、見た目の美しさと使いやすさのバランスが大切です。
akymk6様邸では、以下の寸法でペンダントライトを設置されています。
天井高:約240cm
カウンター高:約100cm
ペンダントライト全長:約65cm
この実例をもとに、キッチンカウンターとペンダントライト全長の考え方を見ていきます。

キッチンカウンターでは、天板から照明下端までの距離が大切
ペンダントライトの高さを考えるときは、天井からの長さだけでなく、カウンター天板から照明下端までの距離を見ることが大切です。
akymk6様邸の場合、天井高は約240cm。
ペンダントライトの全長は約65cmです。
つまり、照明の下端は床から約175cmの位置にきます。
240cm − 65cm = 175cm
カウンター高は約100cmなので、カウンター天板から照明下端までの距離は約75cmです。
175cm − 100cm = 75cm
この「天板から照明下端まで約75cm」という距離が、キッチンカウンターではとてもバランスのよい高さになります。
手元に近すぎず、離れすぎない。
視線の邪魔になりにくく、灯りの存在感も感じられる。
カウンター上に、あたたかな光のポイントをつくる。
今回の実例は、キッチンカウンターにペンダントライトを取り入れる際の参考にしやすい寸法です。
天井高240cmの場合、全長65cmは使いやすいバランス
一般的な住宅では、天井高が約240cm前後の空間も多くあります。
その場合、キッチンカウンターにペンダントライトを吊るすなら、全長60cm〜70cm前後がひとつの目安になります。
もちろん、照明の形や電球の大きさ、カウンターの高さ、使い方によって最適な長さは変わります。
ただ、akymk6様邸のように、天井高約240cm、カウンター高約100cmという条件であれば、全長約65cmはとても自然なバランスです。
高すぎず、低すぎない。
照明の存在感を感じられる。
カウンターに座ったときにも、空間に灯りのリズムが生まれる。
キッチンを作業の場としてだけでなく、過ごす場所として楽しみたい場合に、ちょうどよい高さといえます。
カウンター高100cmは、ダイニングより少し高い
ペンダントライトの高さを考えるとき、ダイニングテーブルとキッチンカウンターでは基準が少し変わります。
一般的なダイニングテーブルは、高さ70cm前後のものが多いです。
一方で、キッチンカウンターは90cm〜100cm前後になることもあります。
akymk6様邸のカウンター高は約100cm。
ダイニングテーブルよりも高いため、同じ全長で吊るすと、照明と天板の距離は近くなります。
そのため、キッチンカウンターでは、ダイニングより少し短めの全長で整えるとバランスが取りやすくなります。
今回のように、全長約65cmで吊るすことで、カウンター天板から照明下端まで約75cmを確保できています。
見た目の雰囲気をつくりながら、日常の使いやすさも損なわない高さです。
3灯吊りは、カウンターにリズムをつくる
akymk6様邸では、Wood×CIRCLE 無垢 E17を3灯並べて採用いただいています。
カウンターに沿って小さなペンダントライトを並べることで、空間に心地よいリズムが生まれています。
1灯だけで広く照らすのではなく、小さな灯りを複数置く。
それによって、キッチンカウンターにバーのような雰囲気が加わります。
天井からまっすぐ伸びる黒いコード。
木と真鍮を組み合わせた灯具。
カウンターに落ちる、あたたかな電球色の光。
この3つが重なることで、キッチンがただの作業スペースではなく、お酒や会話を楽しむ居心地のよい場所になっています。

バーカウンター風キッチンには、少し低めの灯りが合う
akymk6様邸のキッチンは、施主様がお酒を楽しむためのバーカウンター風の空間として整えられています。
こうした空間では、明るく均一に照らすだけでは少し味気なく感じることがあります。
カウンターの上に、少し低めの位置で灯りを落とす。
お酒のボトルや木のカウンターに、あたたかな光を添える。
夜に座ったとき、目線の少し上に小さな灯りが並ぶ。
それだけで、空間に落ち着きと特別感が生まれます。
全長約65cmという寸法は、天井高240cmの空間で、バーカウンターらしい雰囲気をつくるうえでもちょうどよいバランスです。
高すぎると、照明の印象が弱くなる。
低すぎると、視界に入りすぎる。
その中間で、灯りの存在感と使いやすさを両立している事例です。
ダウンライトとの役割分担も大切
写真を見ると、キッチンまわりにはダウンライトも設けられています。
キッチンは、調理や片付けなど、しっかり明るさが必要になる場面も多い場所です。
そのため、作業に必要な明るさはダウンライトで確保し、ペンダントライトはカウンター上のアクセントとして使うとバランスが取りやすくなります。
ダウンライトは、空間全体や作業面を見やすくする光。
ペンダントライトは、カウンターに雰囲気と素材感を加える光。
このように役割を分けることで、キッチンの使いやすさと見た目の心地よさを両立できます。
料理をするときは、ダウンライトも使って明るく。
お酒や会話を楽しむ時間は、ペンダントライトのあたたかな光を中心に。
シーンに合わせて灯りを使い分けられることも、キッチン照明計画の大切なポイントです。
全長を決めるときに確認したいこと
キッチンカウンターにペンダントライトを吊るす場合、全長を決める前にいくつか確認しておくと安心です。
まずは、天井高です。
天井が高いほど、同じ全長でも照明は高い位置に見えます。
次に、カウンターの高さです。
ダイニングテーブルより高いカウンターでは、照明下端との距離が近くなりやすいため、全長の設定が重要になります。
そして、使い方です。
料理や作業を重視するのか。
食事やお酒を楽しむ場所にしたいのか。
見た目の雰囲気を重視したいのか。
家族や来客との会話を楽しむ場所にしたいのか。
目的によって、ちょうどよい高さは少しずつ変わります。
迷ったときは、カウンター天板から照明下端まで70cm〜80cm前後を目安に考えると、バランスが取りやすくなります。
まとめ
akymk6様邸では、キッチンカウンターに「Wood×CIRCLE 無垢 E17」を3灯採用いただきました。
天井高は約240cm。
カウンター高は約100cm。
ペンダントライト全長は約65cm。
この寸法により、カウンター天板から照明下端までの距離は約75cmとなり、キッチンカウンターにとてもバランスのよい高さで納まっています。
木の天井や梁、カウンターのあたたかみ。
真鍮と木を組み合わせた小さな灯具。
黒いコードのすっきりとした縦ライン。
お酒を楽しむバーカウンター風の空間。
そして、カウンターに落ちるあたたかな電球色の灯り。
それぞれの要素が重なり、作業の場でありながら、ゆっくり過ごしたくなるキッチンに仕上がっています。
キッチンカウンターにペンダントライトを吊るしたい方。
天井高240cm前後で全長に悩んでいる方。
バーカウンター風のキッチンに合う照明を探している方。
ぜひ参考にしていただきたい施工事例です。

